A : 一概に言うのは難しいですが、経験上、目立った変動は数ヶ月でおさまると思います。
大きな水質変化のおさまるまでの期間ですが、私の経験上、数ヶ月ぐらいだと思います。しかしもちろんこの期間の長さは水の酸性度や換水頻度、底床掃除の仕方などによって大きく左右されます。
前処理についてですが、クオーツサンドも大磯砂などと同じく、しばらく“酸”に浸けておくのが良いと思います。これも私の経験からですがどうもカルシウムが幾分含まれているようです。酸処理しないで使った場合も、処理して使った場合も、水質変化の動向が大磯砂の場合とそっくりです。異なる点が出てくるのは、酸処理したものを使い始めて1年、2年と経った段階です。大磯砂の場合は、しっかり酸処理して使い始めても、換水を控えていると徐々にGHの値などが上昇し始めます。それに対して、クオーツサンドは、徐々に上昇するのですがその上昇のスピードが大磯砂よりもずっと緩やかです。大磯は色んな岩石からできているので、たとえ酸処理をして表面のカルシウム分を取り除いても表面がすりへればまた出てくるのでしょう。また、カルシウム以外の物質もいろいろ溶出してくるようです。一方、クオーツサンドの方は、水草などに影響が見られません。デナリー社によればその95パーセント以上が極めて安定した「石英」だそうなので、このような差が生まれるのかもしれません。
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『クオーツサンド ダークブラウン』 |
注)この質問は本来ならばメーカーに尋ねていただくべき内容ですが、デナリーが日本から撤退してしまっているのでここで取り上げてあります。
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