A : 硝酸で処理する方法は、他の強酸で処理する場合とだいたい同じです。しかし、硝酸で処理するのは危険が伴うのでまったくお勧めしません。
濃硝酸は薬店で取り寄せてもらわないといけません。ふつうに店に置いてある商品ではありません。購入には印鑑が要りますし氏名や用途なども台帳に記入する必要があります。また、悪事にも使えるのでいわゆる「怪しい人」には売ってくれないはずです。私も顔馴染みの薬店以外では買いません(店主は私がそれで液肥を作ったりしているのを知っている)。 初めて入る薬店で注文しようとするといろいろ聞かれることも多いぐらい、慎重に扱われている薬品です。もちろん通販では買えません。
濃い硝酸を使うと短時間で溶かせるので便利なのですが、その便利さを上回る危険性を伴います。雑草や小魚を育てるために重い障害を負うようなリスクを冒してまであえて使うほどのメリットがあるとは思えません。取り扱いについて正確な知識があり、危険を避ける方法がきちんと身についているならば、リスクも小さくなりそれを上回るメリットが得られると思いますが、そういう方ならご自分で出入りの業者などからさっさと調達してしまうはずなので、失礼ながらおそらくそうではないのですよね?でしたら、別の酸を検討された方が良いと思います。
強い酸であれば用が足りるのですから、塩酸などでも良いのではないでしょうか?もちろん塩酸も危険な薬品ですが、便器の掃除などに買い求める人がいるため、工業用の安いもの(500mlビンが200円以下)を常備している薬店は多いはずです。印鑑を持っていけば買えます。処理の手順は、このコーナーに載せてあるので参考にしてみてください。
もし、強酸の取り扱いなどについて知識とトレーニングを備えておられるのであれば、手順は塩酸で処理する場合とほぼ同じですので、やはり塩酸での手順を参考にしてください。あとは、購入した薬品の濃度に応じて使用量を調整してください。60パーセントの500mlビン(1級)で1000円しないはずです。塩酸の方は、35パーセントのものを想定して書いてあります。
|