A : 食用の酢かクエン酸を使い、カルシウム分を溶かして洗い流してしまいましょう。
貝殻やサンゴの欠片を取り除く方法としては、お書きのように丁寧に1つずつ取り除く方法の他、オーブンなどで砂を少量ずつ焼いてカルシウムを含んだものを焼き切り、水で洗い流す方法などもありますが、現在、個人レベルでよく行われているのは酸を使って溶かし取る方法です。砂を酸に浸け、カルシウム分が溶け出た時点でそれを大量の水ですすいで除去します。
現在、アクアリストの間で有効なものとして挙げられているのは、硝酸、塩酸、氷酢酸、食用の酢、クエン酸の5つですが、カルシウムを溶かす用途ですから、基本的に、酸であれば何でもOKです。ただし、
取り扱い上の安全性や、費用の多寡、入手の容易さ、有効性など、酸それぞれに特徴があります。特に安全性は無視できません。
いろいろな面を総合的に考えると、お勧めは、食用の酢か、クエン酸です。どちらも食用としてそのまま口にできるほど安全性が高いですし、費用も低くすみ入手も比較的簡単でしょう。また、水草の育成に使う砂利の処理には十分な能力を備えています。
処理の手順は、
1.バケツに砂利(海産砂)を少なめに入れ、
2.食酢ならば砂利が十分につかるぐらい入れる
クエン酸ならば15Kg程度(約9L)に200〜500g(含まれている貝殻や珊瑚の量による)を振りかけ、砂利がつかるぐらいまで水を入れて溶かしながら混ぜる
3.半日に1度ぐらいのペースで混ぜながら液のpHを測る
液が酸性でなくなっていたら(pHが7.0以上)、食酢(クエン酸)を追加し再び混ぜる
4.液が酸性のままで、もう7.0を超えそうにになくなったら、反応は一応終了。すすぎを行う
5.しっかりすすいだら水につけたまま半日放置する
6.pHを測ってみて中性付近だったら処理は終了。6.0を下回るぐらい酸が残っていたらすすいで水につけておく
7.菌の持込などに特に神経質になる必要がない通常の場合であれば、このまま水槽に敷く、
というのが大まかな流れです。参考にしてみてください。
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