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 : 赤玉土を水槽の底床材としてソイルの代わりに使うことはできますか

 他のサイトでホームセンターなどで売られている赤玉土をソイルの代わりに底床材にできるという話しを見かけたのですが、本当でしょうか。こちらのサイトに情報があると言われたのですが見つけられません。もし使えるなら注意しないといけないことなどを教えて下さい。ソイルよりもずっと安く上がると思うので試してみたいです。 


 : 赤玉土を底床に使うことは可能です。ソイルと同じものではありませんが、使い方次第でソイルの代わりにできます。

 赤玉土はいわゆる“ソイル”の類いの代用ですから、扱い方の注意点もほぼ同じです。挙げると、
・ 自然の土でできているものなので、品質にバラつきがあります。ソイルよりもバラついているかもしれません。メーカーごと、製品ごと、時期ごとに品質が異なることも珍しくないので、“アタリ・ハズレ”があることを分かっておく必要があります
・ “ハズレ”を買ってしまった場合は、藍藻がいつまでもおさまらなかったり、コケだらけになったり、いろいろトラブルに悩まされることになります
・ 屋外に積み上げて販売されている場合、直射日光があたっていると袋の中で蒸されて藍藻が多く発生していたりします。そういうものはできるだけ避けましょう
・ 製品によってはpH調整剤が混ぜられているので、そういうものが入っていない製品を選ばなければなりません
・ ソイルに比べると(ソイルの種類にもよりますが)含まれる有機物の量が少ないので、水草の栄養面を補う工夫が必要になります
・ 使うときは、袋を開けてそのまま水槽の中に敷いてしまってかまいません。ふるいにかけて微塵を抜いたりする必要はありません。水草を植えたり注水しているうちに土粒はどんどん崩れてきますから微塵抜きしてもあまり意味がないのです。どうしても濁りがおさまりにくい場合は、ソイルと同様、換水などで一時的に対処すれば良いでしょう
  おっしゃるように、赤玉土はソイルよりもずっと安いですから、以上のような点に留意して用いれば財布にやさしいありがたい底床材だと思います。ただし、上述の通り、製品ごとの品質のバラつきが大きいものですから、それなりのリスクが伴っていることを忘れないで下さい。「赤玉土を使ったら藍藻がいつまでもおさまらない」といったご相談を受けることもありますが、そういう場合は、底床を交換するしかありません。もし、そういった事態は絶対に避けたいと思われるのであれば、やはりソイルなどの水槽専用品をご使用になるべきでしょう。各人の考え方によると思います。


【 赤玉土を使用した例 】

 


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