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 : ビーシュリンプが殖えないので困っています

 何度購入してもビーシュリンプが居なくなってしまうので困っています。
・環境は、60*45*45、立ち上げ後4ヶ月、エーハイムエコ2233、サンデーゴールド、CO21.5滴/s、20w*4、水換えは10日に1回程度約1/4〜1/3です。
・穴空き流木(水草つき)が3つ、Jアンブリア4本、ハイグロフィラポリスペルマ30本位密殖、ミグミーチェーン10*10cm位に密殖、リシアもじゃもじゃ10*20cm位、水草は最低2週に一度は半分くらいの長さにトリミングしないと水面を覆い尽くすくらい元気です。
・同居は、グッピーや小型テトラ、コリドラスなど計60匹弱、ミナミヌマエビが30〜50です。
 ビーが襲われては困るので餌をちょっと多めにあげています。襲われているところは見たことがありません。その代わり、魚達は丸々となってます。ミナミは増えているので、ビーも増えないまでも、一ヶ月で殆ど姿を見ないくらい減らなくても...と思うのです。ミナミの数が多すぎるor魚が多すぎるでストレス?を感じ長生きしないのでしょうか?それとも根本的に、この環境の中にビーを入れること自体が間違っているのでしょうか?アドバイスをお願いします。


 : ビーが殖えるスピードよりも、魚に食われて減るスピードの方が上回っていると思われます。

 そもそも、魚は、ブラインシュリンプをよく食べることで分かるように小型の甲殻類が大好きです。ビーシュリンプもその例外ではありません。人造のフレークフードなどよりも好んで食べます。
 魚がエビをよく突つくのは、照明点灯前の朝の時間帯です。水槽内がまだ暗いのに外は明るい、という状況でよく発生します。ふだん目撃されていないのは、そのためかもしれません。特にペンシルやグッピーのようにホバリングできる魚は、「食わないわけがない」と考えるべきでしょう。狙いすまして襲いかかります。
 また、エビは底床掃除を嫌います。底床掃除をすると、エビの食べ物が減りますし、環境が変わるので稚エビがよく死にます。水質も通常の換水時に比べると大きく変化します(大磯底床だと特によく起きる変化)。ただ、一方で、底床に汚れが溜まり過ぎてもエビはよく死にます。一定の限界まではなんともないのに、ある日その限界を超えた時に、突然バタバタと死に始めます(ソイルだとよく見られる事象)。ですから、このへんの兼ね合いが難しいところなのです。ちなみに、こういったことは当サイトのエビについてのコンテンツにある、CRSの繁殖のさせ方の記事に載っています。実際のところ、掃除は「やり過ぎず、やらなさ過ぎず」を心掛けるしかないと思います。流木の下は最低でも月に1回は触った方が良いと思います。でも、月に1回の底床掃除は多過ぎるとも思います。
 ところで、水換えのとき、塩素中和は完璧にしていらっしゃるでしょうか。魚には何ともないようなレベルの塩素でもエビは敏感に反応します。注意して下さい。
  また、お気付きの通り、草を密植させるなどして「隠れ家」を増やすことは重要です。ビーシュリンプの餌にもなるウィローモスなどを使って隠れ家を作ると一石二鳥です。
  書き込みを拝見していると、現状は、「エビを買い足すスピード」より、「エビが食われるスピード」の方が速いというだけで、水槽にエビがみな死んでしまうような致命的な欠点があるのではないと思われます。グロッソスティグマを密植させる、あるいはリシアケースのようなものを入れる、というような工夫も加え、常に稚エビが隠れ家の中で活動できるようにしてあげれば、食われるペースよりも殖えるペースの方が上回るでしょう。そして、いったん上回れば、今までのような問題は無くなると思われます。


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