A : 一例を以下に書いておきますので試してみて下さい。
1.リセット覚悟で徹底駆除をする場合は、次のような手順で行います。
(1)まず魚やエビをバケツなど別の容器に退避させる。
(2)水槽の中の水草と底床と濾材を廃棄する(殺菌・消毒できるものだけは再利用可能)。
(3)水槽やフィルターやヒーターなど、器具類をすべて消毒剤や殺菌剤で洗う。(これには色々な薬品が使えますが、家庭では『ハイター』のような塩素系漂白剤が入手・扱いとも簡単で使いやすいと思います。洗い方は漂白剤の使用説明書に従います。)
(4)水槽とフィルターを新たにセットする。
<注意1> 魚を戻す際、魚を退避させていた容器の水は元に戻してはいけません。ネットで掬い、他の水槽から汲み出した水ですすぎ、それから水槽へ入れましょう。前の水槽にあったものは極力入れないことが肝要です。
<注意2> 殺菌・消毒に使う薬品は、ホルマリンなどを使うと、使用後の廃棄処理の仕方で困ります。あとのことをよく考えて決定しましょう。塩を使う場合は水槽の隅などに産み付けられた卵の落とし忘れに要注意です。
<注意3>新たに魚や水草を購入して入れる場合は徹底的に検査しましょう。うかつに入れると、またクネクネの素が入ってしまいます。
2.徹底的に駆除するのではなく、大雑把に駆除するのであれば、
(1)まず、水槽の中の水草やアクセサリーを取り出す。
(2)魚やエビを退避させる
(3)
『プロホース』などの底床クリーナーを使って底床の中のクネクネを吸い出しつつ、できるだけ多く水を捨てる
(4)フィルターの中(濾材)を、他の水槽から汲み出した水か塩素を抜いた水道水で洗う
(5)注水
(6)水草をすすいでから水槽に戻す
(7)魚もネットで掬ってすすいでから水槽に戻す
<注意1>濾材を洗うときは、ヘドロのようなものはよく洗い流しながらも、ある程度の汚れは残しておきましょう。徹底的に洗ったり新品のものと交換したりすれば、バクテリアの急減で魚やエビを危険にさらしてしまうことになります。
<注意2>魚は、水質が大幅に変わる上にネットで掬われたりするため、調子を崩してしまう可能性が高くなります。よって、注水後は『アクアセーフ』などの粘膜保護剤を加えておきましょう。
あとは、“新たな持ち込みの防止”と、“餌のやりすぎなどの改善”がポイントになるでしょう。
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