Ａ ： 私なら、６５００ケルビンの１００Ｗのものを２灯着けます。
１２０センチ水槽でメタハラを使っていたときの経験から言えば、１２０に１灯はやめた方が良いと思います。２灯にすべきです。１灯しか着けないと、水槽の上部両端に光の当たらない部分が広くできてしまいます。メタハラの光は蛍光灯の光と違って、光が当たっていない部分は本当に光が弱く、その部分にくる水草はうまく育たないものがけっこうあります。したがって、１灯しか使わない水槽ではレイアウトに大きな障害ができてしまいます。工夫次第でその障害はある程度カバーできますし、だんだんそれに慣れてくるとは思いますが、始めから分かっていながらそうする必要もないでしょう。また逆に、３灯にすることも考えられますが、３灯にすると光が当たらない部分ができにくい反面、メタハラ独特の演出効果＝水面のゆらめきが底床に影を作る効果がやや薄れてしまいます。ですので、水面のゆらめきをはっきりした影で楽しみたい、ということが優先であれば、１灯の方が良いかもしれませんね。
Ｗ数は、一般的に販売されている球の種類＝７０Ｗ・１００Ｗ・１２５Ｗ・１５０Ｗの中から選ぶことになります。球の種類にも大きく左右されますが、１２０センチ水槽ならば１２０Ｗぐらいは最低限として確保したいものです。この点、Ｗはあくまでもエネルギーの指標であって光量を示すものではありませんが、１２０Ｗ以上の球ならば最低限必要な光量は確保できるはずです。水草の生長を重視するならばさらに光量を確保したいと思いますが、それは増灯で行うのが一般的でしょう。
色温度は、はっきり言って「お好み次第」です。魚の赤い色を綺麗に鑑賞したいのならば４５００Ｋぐらい、水草の色（緑の葉）を重視するなら７０００Ｋぐらいが適当だと思いますが、現実に売られている球は４０００Ｋ〜６５００Ｋぐらいのものです（もちろんこの点も製品によって大きく異なってくる点ですが）。したがって、６５００Ｋを選んでおけば、どちらもそれなりに綺麗に見える選択になるでしょう。もちろん魚の色を重視してもっと色温度の低いものを選んでも大丈夫です。
１灯にする場合は不足する光量をＷ数の大きい球を使うことでカバーしたいところですが、一般的に入手できるのは１５０Ｗぐらいのものが上限でしょう。よって自動的に１５０Ｗ１灯となってしまうはずです。そういう点からも１灯しか着けないのはお奨めできません。
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