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 : 流木の複雑な形状の部分についたモスを取除くにはどうすれば良いでしょうか

 流木から活着していたウィローモスを取り除き、新たにアヌビアス ナナを配置したのですが、流木の内部に複雑な空洞が多数あってその内部にこびり着いて残っていたウィローモスがしつこく繁殖し、どんどんナナの領域にまで侵蝕してきて困っています。このまま放っておけばナナとウィローモスは合体してしまうのでしょうか?うまく駆除する方法はあるでしょうか。


 : 市販の藻類抑止剤や、食酢、漂白剤、熱湯などが使えます。

 もちろんそのままにしておけば、モスとナナが絡み合った状態になると思います。しかしそれでナナとモスがお互いにどうにかなったりはしません。モスの中からナナの葉が伸びているような感じに仕上がるはずです。また、かえってその方がレイアウトに自然な印象が演出できて良いのではないでしょうか。
 区画を分けて育てる必要があってモスの再侵出を抑えたいのであれば、大きく分けて方法は2つです。1つは、藻類抑止j剤を使う方法です。モスとナナがついたままの流木を市販の藻類抑止剤(たとえば、テトラの『アルギジット』)を溶かした水に浸けておきます。「水草は安全」と謳っている抑止剤も、同じ「藻」の仲間であるウィローモスには効き目があります。抑止剤を水槽に入れても良いでしょうが、安全のために、バケツにでも少し濃い目に溶かし、そこに流木を浸けるのが良いと思います。数日様子を見て、モスがダメージを受けたようならOKです。
 もう1の方法は、めんどうですがナナをいったん流木から外し、そしてモスを駆除する方法です。まず流木を水槽から取り出し、ナナを取り外します(ナナは水槽に浮かべておきましょう)。そして流木を、2倍くらいに薄めた食酢の中に浸けます。バケツだと食酢がたくさん要るので、ナイロン袋で作業すると良いでしょう。これは24時間つけておけば十分のはずです。あとは適当にすすいでナナを巻き、水槽へ戻せば完了です。『ハイター』などの漂白剤だともっと短時間で済みますが、その場合はすすぎを徹底的にしなければなりません。あるいは、熱湯に耐えられる容器があるならば熱湯にジャボンと浸けてしまうのが簡単でしょう。
  いずれの場合も、モスは徐々に枯れ、その枯れた部分はエビなどが綺麗に食べてくれるはずです。


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