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 : 流木に白いモアモアしたものがつきます。何でしょうか?

  流木に白いもやもやした物がついてるのですが、これはコケの一種なでしょうか?最初は埃かなと思ったのですが、ついたものは勝手に落ちないので違うみたいです。カビも疑いましたが流木はADAの黒い物です。何でしょうか? 


 : カビかおそらくタンパク質が変質したものかどちらかである可能性が高そうです。

 実物を見ないと分かりませんが、水槽の中で見られるのは、だいたい次の2つです。
1.カビ : 水の中でも生えるカビはあります。水槽の中の流木にも生えることもあります。カビに必要な栄養があって、かつ、それを分解する微生物が少ない状態だと生えてもおかしくありません。カビかどうかを判断するのは簡単で、虫眼鏡でよく観察するだけで分かります。カビならフサフサした繊維状のものが見えます。ちなみに、カビが生えるかどうかは販売しているメーカーがどこであるかと関係ないでしょう。
  生えてしまったカビですが、たいていの場合、水槽の中の生態系ができ上がってくるにつれ、自然と目立たないレベルにおさまってくるものです。よって、よほどひどいことになっていない限り、そのまま放置しておいて大丈夫です。
2.タンパク質から形成されると思われるもの : もう1つは、ADAの黒い流木を使ったときにときどき見られるものです。水槽の中にタンパク質が多くある場合=餌を多く与えていて分解が追いついていない状態である場合や、餌を食い散らかす肉食魚を飼っている場合などにADAの黒い流木を入れると、流木の周りに柔らかいゼラチンを貼り付けたような状態になることがあります。正体ははっきしませんが、水中のタンパク質が変質したものと想像されます。流木を取り出して除去すると同時に、換水や濾過槽の掃除など、水中のタンパク質を減らすような手当てをするとそれ以上発生しなくなります。カビの場合と違って、こちらはすぐに手当てすべきで、放置しておくと魚が酸欠の場合と同様の症状を示して死んでしまうことがあります。


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