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 : 流木につくカビのようなものは放置しておいて大丈夫でしょうか

  流木にカビのようなものがついて困っています。死んだ魚を放っておくと魚にモワモワっと何か白いものがつきますよね、あんな感じのものです。換水は先週1/3しています。フィルターは、この前開けてみましたがさほど汚れてませんでした。pHは中性付近、亜硝酸の問題なし、硬度・アンモニア濃度・硝酸塩は計っていません。魚はみんな元気です。(ラミーノーズもいい顔色してます)


 : おそらくカビだと思います。放置しておいても大丈夫でしょう。

  茶色い流木の場合なら、「カビ」である可能性が高いです。水質の悪化などがなくても、ちょっとしたことでカビは水槽内のどこにでも発生します。ふだんは目立たないだけです。私なら、悪化しないかぎり放置しておきます。水槽の中の生態系が安定してくると自然にカビもおさまってくるので、掃除のときにでもちょっとその部分を綺麗にしてやれば十分だと思います。それが原因で魚や水草がどうかなった、という話しを私は今まで見聞きしたことがありませんし。悪化していくようならば、それはカビがどうこう、という話しではなく、水質が悪いということです。ですから水質の改善の工夫が必要です。カビはその水質悪化の結果として表れているだけでしょう。
 ただし、ADA社が売っているような黒いタイプの流木の場合は、症状診断のときにちょっと注意が要ります。黒いタイプの流木の場合、白い半透明なモアモアしたものがごくまれに発生することがあります。これはタンパク質の多い餌をやっている水槽で、濾過が不足になったときのサインです。水草水槽ではあまり起きない現象ですが、魚の適正な餌の量がまだ分かっていない初心者の頃には餌の与え過ぎからたまに起こります。この場合、モアモアの量は、水の悪化が一定の限界を超えたときに急に増えます。そうなると、魚がバタバタと急死し始めます。理由は私には分かりません。おどかすようで申し訳無いですが、ご質問が黒いタイプの流木の場合は継続的に「要観察」です。もしそうなら、濾過能力を中心にした改善をすぐに行わないといけません。


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