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 : トランスルーセントグラスキャットが1ヶ月で2匹も死んでしまいました。原因は何でしょうか。 

 うちのトランスルーセントグラスキャットなのですが、1ヶ月のあいだに2匹も死んでしまいました。原因を自分なりに考えたのですが2つ思いつきました。
 1つは、エサの問題です。2週間に1回くらいしかやらないのですが、グラスキャットはいつも中層に漂っていますよね?ですから、他の魚と違って、底床にいる微生物を食べれず餓死してしまったのかなと考えています。あと、グラスキャットが瀕死の状態だった頃にエサをあげたのですが、底でピクピクしていたのに急に頑張って泳いでえさを食べていました。どういうことなのでしょうか?やっぱり餓死でしょうか?
 もう1つは、PHの問題です。底床が赤玉土なのでPHが6くらいなのですが、以前に本で見たところ最適な水質は中性とありました。ですが、インターネットで検索してみると水質はとくに心配しなくてもいいと書いてあったので、どちらが本当かよく分かりません。PHが低いために死んだのでしょうか?ちなみに、グラスキャットを導入したのは1ヶ月近く前です。 


 : おそらく餓死だと思いますが、pHの急変で弱った可能性もあります。またその他の可能性もあります。

 生き物が死ぬ原因は様々あります。ですから第三者が詳しい経過も分からず実物も見ずにその原因を判断することはほとんど不可能です。まずはそれを分かっておいて下さい。
 その上で、あえてお書きの2つの可能性から判断するなら、私は、餓死した可能性が高いと思います。トランスルーセントグラスキャットは意外にたくさん食べます。水温や運動量にもよりますが、だいたい毎日、きちんと赤虫などを与えていないと痩せてきてしまいます。2日に1度ぐらいでも痩せてくることが多いので「2週間に1回くらい」というのはそうとう無理があると思います。肉食の魚ですから、底床にいる微生物のうち動物性のものしか餌にならないためそれでは総量として少な過ぎるはずです。
  ちなみに、肉食性で餌を意外に多く食べるということは、あまり水草水槽には向いていない魚だと言えます。餌をしっかり与え過ぎて水槽の中がコケだらけになることも珍しくないからです。私としては、できるだけ魚優先の水槽で飼ってやることをお勧めします。
 pHで弱った可能性ですが、それも否定できないと思います。広い水質に適応できる魚でも、水質の変化が急であった場合は対応できずに弱ってしまうことがよくあります。1ヶ月前に購入したものが弱って死んだのですからタイミング的にも水質が死因であった可能性は捨てきれません。
  その他、病気や怪我が原因であったかもしれませんが、そのあたりはご自身で判断していただくしかない領域です。
  したがって、まだ残っているのでしたら、まずは餌を毎日与えるところから始めてみて下さい。水の富栄養化が懸念される状況でしたら、水草と別に飼育した方が良いでしょう。また、換水の頻度が低いようでしたら少し頻度を上げてpHが今以上に下がらないように気をつけて下さい。  


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