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 : ソイルを敷いた水草水槽にコリドラスは入れてはいけないものでしょうか

 先日45センチ水槽にソイル(アクアソイル マレーヤ)を敷いた水草水槽をセットしました。水草がたくさんに小型のテトラを20匹ぐらいと、コリドラス5匹を入れています。そこで問題なのですが、水がなんとなくすっきりしないで濁った感じが取れません。いろいろ情報を集めて手を打ったのですが濁りがおさまらないで困っています。なんとなくコリドラスが底砂を混ぜているのが原因のような気がしているのですが、ソイルを敷いた水草水槽にコリドラスは入れてはいけないものなのでしょうか。コリドラスは コリドラス パンダです。


 : 知識と技術次第で飼えますが、トラブルが起きやすいので避けるべき組み合わせでしょう。

 水の濁りの原因は、単に土の粉が舞っているためだったり、微生物が大量に発生しているためだったり、様々あります。したがって、原因はその水槽のことを一番よく分かっていて実物を観察できるご本人でないと確定できません。ただ、コリドラスが底床材として使われているソイル(土)を巻き上げていることが原因である可能性が高いと思います。
 コリドラスの多くはもともと砂地に棲んでいる魚だそうです。水槽で飼育しながら観察してみるとよく分かりますが、常にその砂の中をヒゲで探って餌を探す性質をもちます。したがって、ソイル(土)を敷いた水槽ではコリドラスが常に底床の表面を巻き上げることになります。つまり底床の表面にはソイルの微塵が積もっているのが普通ですから、常にコリドラスが微塵を巻き上げることになります。よって、柔らかいソイルとコリドラスとの組み合わせは常に水の白濁りの可能性がつきまといます。あえてソイルを敷くならば、マーフィードの『コントロソイル』のような粒が硬いものを選ぶ必要があるでしょう。しかし、そもそもコリドラスの多くが砂地に棲んでいることを考えれば、土の上で飼うことがあまり良い状態でないのはわかると思います。飼うことは飼えるのですが、換水や掃除を怠るとヒゲが溶けたり鰓に充血が見られたりいろいろトラブルが発生します。そういった理由があって、実際、ソイルとコリドラスを組み合わせて飼っている人が少ないのが現状です。コリドラスは、できれば粒の小さな砂を敷いた水槽で飼ってあげましょう。


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