A : 親魚の成熟度や大きさなどの個体差が大きく影響するため一概に言うのは難しいと思います。
たとえば、成熟した大きな個体はその身体の大きさの分だけたくさん産みます。逆に若い個体は少ししか産みません。また、個体によっては一度に産むものもいればちょっとずつ時間をかけて産むものもいます。私の経験上、一度の出産タイミングで得られる稚魚の数はだいたい3〜15匹ぐらいだと思います。数時間ごとに2,3匹ずつ計十数匹産むものもいれば、一度に20匹ぐらい生むものもいます。また、それを1ヶ月に4回ぐらい繰り返すものもいれば、2ヶ月ぐらい間があくこともあります。すなわち、個体によってけっこうバラバラです。
産まれた仔を確実に育てたい場合は、市販の産卵ケースを用いたり、あるいはプラケースなどの容器に水槽の水を半分ぐらい取ってプラティーを入れそこに新しい水を半分足すというような方法を用いるのが良いと思います。 ただし、仔が母体の中で十分に成長していることが条件で、十分に成長している段階でなら水質の変化が刺激になって、一度に多くの仔を確保できます。
仔が産まれたらすぐに親は元の水槽に戻しましょう。一緒にしたままだと腹を減らした親が仔を食ってしまいます。
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