A : ネット上で第三者が原因を確定することはまず無理です。まずはご自身で思い当たる原因ごとに対策をとってみましょう。
本当ならば、そもそもオトシンをたくさん入れ過ぎないことが重要なのです。入れ過ぎることによって、本来はコケを消費させるためのオトシンの餌ためにコケを増やさなければならないといった本末転倒の事態を引き起こしてしまいます。しかし、今さらどうしようもないでしょうから、とりあえず当面の対策が必要ですよね。
餓死している可能性があるのならば、水槽全体に大きな影響が出ない範囲でコケを増やす工夫(液肥を投入するなど)をするとか、別水槽でオトシンだけを飼って餌をしっかり与えるとかいった方法が最も直接的で確実な対策でしょう。今の水槽が少ない匹数のオトシンしか飼えない状況であるならば、残った3匹のうち1匹か2匹もいずれ餓死してしまうでしょうから、こちらは至急に手を打つ必要があると思います。
圧迫死の可能性については、やはり、挟まりやすい場所を作らない、という対策しかないでしょう。そもそも、そういう器具を買わない・使わない、あるいは危険な設置方法を避ける、といった対策です。
また、オトシンの水槽内での死因としては、もともと病気に罹っていた、というのもよくあります。流通段階ですでに感染・発病していた場合です。それに気づかずに購入し、水質がまったく異なる家庭の水槽に入れたためにショックで死んでしまいます。この場合は水槽へ入れて数日のうちに死んでしまうのですぐに分かるはずです。この場合は、残念ながら有効な解決策がありません。一般的な病気の治療法がある程度の抑止にはなりますが、それで解決するわけでもありません。手遅れになっている場合の方が多いでしょう。根本的には、ショップで購入前によく観察し、危険そうな場合は購入を控え、絶対に自分の水槽に病気を持ち込ませない、といった方法しか避ける途が無いと思われます。
オトシンが死ぬ原因には、他にも、病気によるものや先天的な異常によるもの、飼育者の不注意によるものなど、様々考えられます。ですから、結局は水槽のキーパーがご自身で判断してふさわしい手当てを見つけてやるしかないとも言えるでしょう。
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