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 : 使い捨ての濾材でない外掛式フィルターってあるのでしょうか

  30センチ水槽に合うフィルターを考えています。水槽の中で場をとらないので外掛けフィルターにしようかと思っています。そこでネットで調べてみたら、外掛けフィルターって濾材を使い捨てにする方式なんですね。だからみなさん、濾材を使い続けられるように自分で改造されている、っていうことは分かったんですが、昨日ショップに行ったら、使い捨て濾材じゃない外掛け式が置いてありました。けっこう古そうでクリーム色の箱に入っていました(すみません名前を忘れてしまいました)。予算よりもだいぶん高かったので買いませんでしたが、こういうタイプで安い機種ってあるんでしょうか。


 : 残念ながら、現在販売されているのは「使い捨て濾材型」ばかりです。どれか1つを購入して改造を加えるのが最善の方法だと思います。

 ご覧になったのは、おそらく五味商事の『ストリーム』(現GEXブランド)という古いタイプの外掛けの売れ残りだと思います。外掛け式(=肩掛け式=サイド式)フィルターは、“濾材の取替え時期”の違いで大きく分けると2つのグループがあります。上部式や外部密閉式と同じように継続的に濾材を使うことを前提に製造・販売されているタイプと、濾材を簡単に交換できること(=使い捨て式)を商品の特徴として前面に押し出して製造・販売されているグループの2つです。私は前者を「固定濾材型」、後者を「使い捨て濾材型」と呼んでいます。
 「固定濾材型」としては、『ストリーム』(現GEX)の他に『プレッシャー』(現GEX)や『アクアクリア』(ヘーゲン)、『アクアパル』(ニッソー)といった機種が販売されていました。しかし現在これらは店頭での在庫を残すのみで、ほとんどが「使い捨て濾材型」へモデルチェンジされたようです。現行の「使い捨て濾材型」としては、たくさんの機種が販売されていますが、主なところで、『ワンタッチフィルター(OTシリーズ)』(テトラ)、『簡単ラクラクフィルター』(GEX)、『プロフィットフィルター』(コトブキ)、『イージーフィルター』(トリオ)、『アクアパルQX』(ニッソー)などがあります。残念ながら、今は「固定濾材型」で入手しやすく安価な機種というのが無いと思います。
  しかし、「固定濾材型」も「使い捨て濾材型」も、フィルターの基本的な構造は同じです。後継機もそれらの多くが先行機の濾材部分に変更が加えられているだけの形で、その他の部分には小さいな改良しかされていなかったりします。
  したがって、まずは現在入手しやすい機種を購入し、みながしているのと同じように濾材部分に改造を施すのが、ご希望のフィルターを手に入れる最も現実的な方法だと思います。


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