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 : 濾材はどのくらい使ったら交換時期でしょうか

 外部式濾過器の濾材なんですが、「2週間で交換した方がいい」と言う人もいれば「半年で交換した方がいい」という人もいるような気がして頭が混乱しています。本当はどうなんでしょうか。


 : 濾材の種類によります。

  濾材の交換時期と清掃時期の2つは、濾材の種類によって異なってきます。また使っている環境や使用目的も関係してきます。よって、一概に基準を示すことはできません。ただ、ある程度の目安はあるので参考にしてみて下さい。
<一般的な水草水槽で使うことを前提にして、>
1.ウールやスポンジ
  目詰まりして水が流れなくなったら水槽の水を汲み出してそれで洗います。それを繰り返して“ヘタってきたら”新品との交換時期です。早いと半年、長いと数年もちます。特にスポンジの方は10年ぐらいもつこともあります。
2. 活性炭やゼオライト、『パワーハウス』など水質調整の機能をもつ濾材
 水質を調整する機能をもつ濾材は、ほとんどの場合、水に対して何かを放出したり水から何かを吸着したりして水質を変化させています。したがって、満杯まで吸着したり、あるいは放出し尽くせば、その時点が交換時期です。水質が変化しなくなるので定期的に水質を測っていればすぐに分かります。水槽の中の水は水槽ごとに大きく異なるので交換時期もまったく異なってきますが、活性炭なら1週間から数週間と短く、ゼオライトはそれについで短いと言えるでしょう。『パワーハウス』などは緩やかに働く分、交換時期も長くなるようです。
  また、水質調整機能をもつ濾材の中には寿命を越えて使い続けるとゼオライトのように吸着したものをまた放出してしまうものもあるので注意が必要です。“早め早めに交換”するようにするのが安全だと思います。
3.『エーハイサブストラット』や『シポラックス』など水質調整の機能をもたない濾材
  大部分のメーカーが、濾材の目が詰まってくる半年から2年ぐらいを周期に交換することを推奨しています。しかし実際のところ、ふつうの水草水槽では微生物による分解機能は濾材にあまり求められませんから、目が詰まっても特に不都合は起きません。ゆすぎ洗いをときどきするだけで交換しないでずっと使い続けて大丈夫です。よほど乱暴に扱わないかぎり“10年でも20年でも”使えます。


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