Ａ ： “汚れが詰まって水が流れにくくなり水槽内で水が回らなくなってきた時”が掃除のタイミングです。
そもそも水草が茂っている水槽では、濾材とフィルターがあまり濾過能力を発揮しないでも、水槽自体が持っている浄化能力だけでこと足りてしまいます。つまり濾材とフィルターは何か起きたときの安全対策のためにつけているようなものです。したがって、少々濾材が古くなろうとモロモロした物質が溜まろうと神経質になる必要はありません。フィルターは、水槽の中に病原菌が蔓延したり寄生虫が棲みついたりといった変なことにが起きていない限り、ある程度汚れている方が良いものです。汚れ（＝実際は微生物の固まり）でちょっと詰まっているぐらいの時が水槽の調子も一番良いはずです。長く維持していればしばしば実感することです。また逆に、フィルターを掃除した途端に水槽の調子が悪くなってしまうような経験もするはずです。
したがって、「詰まり過ぎて水の流れが弱くなり、水槽の中の水をちゃんと攪拌できなくなってきた時」
が基本的に掃除のタイミングだと理解しておきましょう。
では、そのタイミングがどのくらいの時間でやってくるのかと言えば、それは水槽ごとにバラバラです。１ヶ月でそうなることもあれば、１年も２年も平気な水槽もあります。一概には言えません。各自でよく観察して判断するしかないでしょう。変に「３ヶ月に１度」などと決めてしまうと、それよりも短い時間で詰まったときに気がつかない、ということになりかねません。
そういった危険性があることを考えれば、メーカーが、掃除のタイミングが一番早く来るケースを想定していて当然だと言えるでしょう。ですから非常に短い期間で掃除するように書いてあるのだと思います。通常その記載のままに実行する必要はないと思います。
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