A : 差し戻すのがトニナの一般的なトリミング方法だと思いますが、ピンチカットで短くすることもできます。
トニナのトリミング(剪定)は、基本的に“差し戻し”で行います。いったん抜いて、茎の下部の1/2から1/3ぐらいを切り落とし、残った部分をまた植える方法です。
しかしこの方法だと、ご心配の通り、底床から抜くときに底床を巻き上げてしまいます。特に底床材としてソイル類を使っている場合は巻き上げた土で水槽の中がひどいことになってしまいますし、ソイルの寿命も縮めてしまいます。
したがって、ソイル類の水槽を長く維持しようと考えている場合は、本当ならばトニナの仲間を使うのをもともと避けるべきなのです。
どうしてもレイアウトに使いたい場合は、やはりピンチカットでトリミングする方が良いと思います。植えたばかりの草体ではピンチカットは無理ですが(カットすると枯れてしまいます)、植えてしばらくすると茎の途中から新芽が出てきます。そうなった状態で頂頭を切り落とせばその新芽が大きく育ってきます。カットしてしばらくは綺麗な水景が楽しめませんが、そこは妥協しなければ仕方ありません。また、脇から出ているその新芽を本体から取り外して植えるのも、もちろんOKです。
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