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 : 販売時に根に巻き付けてあった綿を残したまま水槽に入れてしまったのですが大丈夫でしょうか

 アヌビアス ナナの流木活着にチャレンジしてみようと思ったのですが、ちょっと疑問があります。購入したナナは根の部分に綿が巻かれポットに入ってました。根を切り詰めると同時に綿もある程度こそぎ落としたのですが、それでもしつこく巻き付いていて取れません。あきらめてそのまま流木に巻きつけたのですが今後なんらかの影響はあるでしょうか。


 : 現時点で問題が出ていないのならばあまり心配要りませんが、念のために取り除くことをお勧めします。

 販売されているアヌビアス ナナには、よく『ロックウール』といったものが巻かれています。黄色か黄緑で繊維が短い綿のようなものです。ご質問にある綿もおそらくこれではないでしょうか。このロックウールですが、それ自体に毒性があるという話しは聞いたことがありませんし、それが残っていたからといって生体に何か影響が出た経験もありません。
 しかし、水草の栽培場では殺虫のために農薬がよく使われていて、その農薬がウールに残留していることが稀にあるようです。したがって、知らずに農薬が残留したままのウールを水槽に持ち込んでしまうと、特にエビに影響が表われ、多くの場合死んでしまいます。また、ウールの中にヒルやプラナリアなどが入り込んでいる可能性もあります。よって、販売時についていたウールは、徹底的に取り除いてから水槽に持ち込むのが基本です。手で取れない場合は、ピンセットや歯ブラシ、割箸などを使って綺麗に落としします。
 今回の場合、すでに水槽に入れておられるようで、それで問題が出ていないのであればおそらく農薬は残留していないのだと思いますが、安全のことを考えればやはりウールは綺麗に取り除いておくべきだと思います。


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