Ｑ　：　アポノゲトン　ウルバケウスから伸びてきた茎のようなものは切ってしまっても大丈夫でしょうか

　 アポノゲトン　ウルバケウスという水草の芋（？）を買って来て植えたところ、なかなかうまく育っていたのですが、最近になって、柔らかい茎のようなものがすごいスピードで水面まで伸びてくるようになりました。最初のは千切って捨てたのですが、こんなことして問題無いのでしょうか。

Ａ　：　大丈夫です。花が咲いて休眠期に入るのをできるだけ防ぎたい場合は伸びてきたらすぐに切ります。

　伸びてきたのはおそらく花柄と呼ばれるものです。そのまま千切らずにおくと、その先にオレンジっぽい色の花が咲きます。しかし、花が咲くとその時点から草体が休眠期へ入っていくことがよくあります。もともと１年の中で活動期と休眠期をもつ水草なので、ある面仕方がありません。
　休眠期に入るのをどうしても止めさせたい場合は、花を咲かせないように花柄が出てきたらすぐに花柄を根元から千切るようにします。ただしそれでも、何度か繰り返していると、いつかは休眠期に入ってしまう個体も少なくありません。そういう個体に対しては遅いか早いかの違いしかないと言えます。
　ちなみに、こういったことはあくまでも「原則」であって、１年を通じて同じ温度が保たれる水槽内の特殊な環境下にあっては、自然のリズムから外れた活動をする個体も多いものです。個体によっては何年も休眠期らしい休眠期がないままのこともあります。

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