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 : コケ対策用の魚が同居のミナミヌマエビを食べるのですが、魚の餌を増やすべきでしょうか。

  一ヶ月ばかり前、ミナミヌマエビがいる60cm水槽にコケ対策用としてベックフォルディ ペンシルを5匹投入しました。最近ミナミの数が心なしか少なくなったように感じていたところ、昨日トリミングを終えてロケーションの良くなった水槽でペンシルがミナミを捕食しているのを確認しました。どうやら少なくなった原因はこれだったようです。餌は一週間に一度与えているのですが、これでは足りないでしょうか?安易に餌の量を増やしたりするのは、コケの原因になるでしょうから、コケ取りにペンシルを入れたのに本末転倒になってしまいそうで躊躇しています。


 : 餌を増やしては本末転倒になりかねないので、まずはエビの隠れ家を作り繁殖率を上げる工夫をするのが良いと思います。

  ペンシルの仲間に限らず、ほとんどの魚がエビを好んで食べます。食うか食わないかは、単に口に入るか否かだと思って差し支えないでしょう。魚種によっては、口に入らないサイズのエビを集団でつつき殺してから食う場合もあります。胃に少しでも余裕ができれば稚エビを食うのが当たり前と思っておいた方が良いでしょう。
 餌の量ですが、水槽の状態によっては週一の餌やりでも足りるはずです。「安易に餌の量を増やしたりするのは〜コケ取りにペンシルを入れたのと本末転倒になってしまいそうで」 と書かれてらっしゃいますが、全くその通りで、ここは餌を増量するよりもエビが食われない方策を採るの方が大事かと思います。具体的には、魚が入り込めないような水草を密植したエリアを作り、食われる以上に殖えるよう、繁殖に適した条件(モスで隠れ家を作るとか)を整える、といった方策です。
  もっとも、このような対策を採った場合、魚がエビを食えなくなり痩せてしまう可能性はあります。したがって、場合によってはやはり餌の増量が必要になってくるかもしれませんね。


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