■GOODA■

ミナミヌマエビの産卵の様子
 


01.09.10 02.04.18構成変更 03.01.14タイトル・デザイン変更


 

うちではビーシュリンプの産卵の瞬間をみることは滅多にありません。一方、偶然かもしれませんが、ミナミヌマエビの産卵はときどき見ることができます。
 そこで、せっかく見る機会が多いのだから、このミナミヌマエビの産卵の瞬間をカメラにおさめることにしました。

 今までの経験から、産卵は大潮の日に多いのを知っていましたので、土日に大潮が来る日を待って、夕方、水槽の前で観察していると・・・いました!卵が背中に入っている個体が何匹か見えます。

 そこで、その中で「今にも産みそう」と思われる個体を2匹選んで、プラケースに収容しました。
 そして、カメラと照明の準備をしていると・・・あっ、1匹がもう産んでしまってます!

 仕方が無いので、残る1匹で撮影に挑戦です。

 ところが!今度は、なかなか産んでくれません・・・(-_-メ)
 待つこと30分、プラケースをにらみつけ過ぎて目の奥がいたくなってきた頃に、やっと産卵開始です。しかも、「おぉ、産み始めた!」と思った瞬間に、もう卵がいくつも体外へ出てしまっています。

 「ちょっと、待て!待て!今カメラ構えるがな!」という私の声を無視して、
 「あ〜、どんどん産まれるぅ〜〜!」という叫び声とともに、どんどん、ポコポコ、産み続けています。

 プラケースに収容した2匹です。左側の個体はもうすでに産卵を終えてしまっています。右側がこれから産卵する個体です。

 産卵の寸前になると、周りにいる他の個体を攻撃し始めます。画像では、右側の個体が左側の個体に攻撃をしかけ、やられた左側の個体がエビずさりしています。

 産卵間際になると、背中の部分につぶつぶの卵が入っているのがわりにハッキリと見えます。
 こちらは産卵を終えた個体です。卵は遊泳脚の間に移動しているので、背中にあった卵の影が無くなっているのが分かります。

 

 デジカメの電源を入れ、カメラを構えた時には、もうすでにこれだけの卵を産み終えていました。産み始めてから30秒もかかっていないです。
 最後の方の卵は、力んで身体を強く曲げ、搾り出すようにして産んでいます。
卵は、遊泳脚(お腹にあるびらびら)と胸脚(歩くための脚)の間からでてきているようですが、どんなに目を近づけてみても、どうもはっきりは見えません。
 最後の方の卵は、胸脚で押して、固まりの下の方へひっつけています。
 産卵を終えた2匹です。
 両個体ともすっかり落ちつきを取り戻し、お互い無関心のようです。

 また機会があれば、次こそは最初の卵が出てくるところを撮影したいもんです。

 



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