■GOOD AQUA■

エビの産卵時期(抱卵の舞)
 


01.09.10 02.04.18構成変更 03.01.14デザイン変更
03.08.12 りゅうたさんの情報を追加


 

 ミナミヌマエビやビーシュリンプを飼っていると、たくさんのエビが、同時に、水槽の中を泳ぎ回る光景を目にすることがあります。その原因については、すぎっちょさんのHP(Dreamy Green)をはじめ、あちこちのサイトで意見が交わされています。

 その主なところは次の2つです。

1.脱皮時期を迎えた個体が、脱皮のときにある種のホルモンを放出し、他の個体がこれに反応して興奮状態のようになっている(いわゆる「抱卵の舞」)のではないか

2.満月、新月のような月齢(月の引力)の影響を受けているのではないか

 

 1については、私も同様の印象をもってはいるのですが、証拠をつかもうと水槽の中を目を皿にして覗いてみても、なかなかはっきりした証拠を見つけられずにいます。

 2については、かなり蓋然性が高いように思います。こちらは、確認が比較的簡単にできます。
 毎日決まった時間に(仕事から帰ってきたらすぐ、など)水槽を覗くクセをつけ、エビが水槽の中を泳ぎ回っているのを発見したら、すぐに新聞の朝刊の月齢が載っているページでその日の月齢を確認するのです。
 うちで、これを実行したところ、やはり、新月と満月(こちらの方が多い)に産卵することが多いです。但し、新月でも満月でもない日でも、この抱卵の舞が見られることがあるので、そんなにきっちりしたものでないのは確かです。 人間も、満月の日の出産が比較的多いのが統計的に明らかにされていることを考えれば、同じことなのかもしれません。
 それと、「満月→抱卵の舞=産卵」という図式なのではなく、「満月→脱皮し易い→ホルモンで興奮=泳ぎ回る」という経路であることも考えられますし、これ以外の経路もあり得ます。

 そういうわけで、現段階では、まだまだはっきりとしたことは言えませんが、上述の2点は「要注目」なのではないでしょうか。

 

 

□投稿者/ りゅうたさん -(2003/08/05(Tue) 23:36:23)

こんばんわ、お久しぶりです。りゅうたです。

今日、朝からヤマトヌマエビが慌しく泳いでおり、「ここのサイトのエビの壷・抱卵の舞状態だな〜」と思いつつ水槽を眺めていました。
すると、先ほど(23:15頃)偶然にも背中に卵を持っている個体が目の前で脱皮しました。
一瞬でした。が、驚いたのはそのあとです。脱皮した瞬間、他の個体 (脱皮した個体よりも小さい。オスと思われる)が、狂ったように一斉に脱皮した個体・抜け殻に 集まりました。鉄くぎが磁石に引き寄せられるかのようでした。

この目撃からしますと、抱卵の舞ページにある仮説1が有力だと僕は思います。

ちなみに、今日は上弦と呼ばれる半月のようです。

僕自体がちょっと興奮気味ですので文がまとまらず、もし訳ありませんが、 情報の足しになれば幸いです。

水槽の環境:スティングレー60cm プライムパワー20 蛍光灯4灯
水草いっぱい 醗酵式CO2添加1滴/秒 ネオンテトラ40匹 ヤマトヌマエビ15匹 その他。
脱皮した時の水温は24.8℃でした。

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Re[1]: 追加情報

□投稿者/ りゅうた -(2003/08/05(Tue) 23:49:42)

脱皮して30分経ちました。
今の水槽の状況は、今日1日泳ぎ回っていたのが嘘のように平然として、
エビたちはモスやリシアを一生懸命突っついています。
泳ぎ回っている個体は1・2匹になりました。

 

□投稿者/ enoじん -(2003/09/15(Mon) 15:56:58)


こんにちは。

近くの用水路で採取しましたミナミヌマエビの抱卵個体4体
(9月2日採取1体、5日採取3体)の卵が、11日の夜間にすべて孵化しました。
自然界で抱卵した別々の個体から、同じ日に稚エビが孵化したということは、
抱卵日が同じであった可能性が高いと考えています。
11日は満月で、他のHPでの情報ですが抱卵期間は約2週間と書いてありました。
このことから、抱卵はその前の新月の頃ではないかと。
ちなみに、5日採取しました別個体2体(上記個体とは別の水槽)が同11日夜、抱卵しました。

推測ばかりで申し訳ないのですが、“エビの壷”の「抱卵の舞」にある、
月との因果関係に対する裏づけになればと思いご報告いたします。

 

 



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