■GOODA■

我が家のCRS飼育
 


00.12.20 改01.03.29(推敲) 02.04.18構成変更 03.01.14デザイン変更 


 

<過去の飼育の失敗>

 初めて飼育しようと思ったときのことです。
 「クリスタルレッドは、普通のビーよりも弱い」という情報が、あちこちに飛び交っていたので、私は、先輩の方々の飼育法をそのまま真似よう、と決心しました。

 そこで、雑誌に載っているショップ数軒に電話をして、その飼育方法を教えていただきました。
 ところが、その飼育方法は、ショップによってさまざまだったのです。
 「どの方法に従ったら良いものか・・・」と悩んだのですが、やはりここは元祖赤エビ、「シュリンプ栽培センター」の方法に倣(なら)うことにしました。

 方法の具体的なところは、色々なところで紹介されているので、みなさんご存知のことと思います。
 濾過は、「エーハイム」の吸い込み口にスポンジをつけたもの。そして底床は「サンディーゴールド」。水は弱酸性〜中性に保ち、濾過不足にならないように他の水槽の濾材をセットしました。「CRSは亜硝酸に弱いので、複数のフィルターを併用した方が良い」という意見もよく目にするので、上部濾過器とエーハイムのダブル濾過としました。

 最初にセットしたCRS繁殖「専用」水槽。

 それから2ヶ月、3ヶ月と、死ぬものもなく無事に育っていました。そして、しばらく経ったある日、追加のCRSを導入しました。すると・・「ゥンゲゲッ!」 1匹、また1匹と死に始めたではないですか! そして、とうとう全部が死んでしまったのです(T_T)

 考えられる原因は、急に匹数が増えたために亜硝酸が増加してしまった、新入りが病気を持ち込んだ、または、徐々に悪化していた水槽内の水質が限界点を超えた、エビ人生が嫌になって自ら命を絶った、などでしょう。
 しかし、エーハイムの能力と濾過細菌の定着具合から見て濾過不足は考えにくいし、水質のチェックはどれも問題ありませんでした。また、病気が発生しているのかどうかは確かめようがありません。人生(エビ生?)をはかなんでいたのかどうかは、残念ながら私にはわかりかねます。

 結局、悩んでいても仕方が無いので、心機一転リセットすることにしました。万が一、全滅した原因が病気だった場合のことを考え、キッチンハイターで水槽、濾材、流木まですべて洗い、使っていたシポラックスは焼いて再生させました。

 

<現在の飼育水槽>

 今度の飼育は、今までに集めたCRSに関する情報をすべて捨て、自分の今までの経験から考えてやっていくことにしました。
 というのも、私はこれまで何度も引越しを経験しているのですが、「GHやPHなどの数値が同じ水でやっても、地域が違うと同じようにはいかない。まったく違う数値の方が、かえってうまくいくことが多い」ということを経験上学んでいたからです。

 つまり、「CRSは弱いので特別な飼育方法が必要」と考えるのを止め、今まで自分がやってきたミナミ・ヌカ・黒ビーの飼育・繁殖方法をベースに、これまでに得た情報を足すことにしました。

 結果、幸いなことに、今のところ順調に殖え続けてくれています。
 ヨメはんが、スーパーで、ブラックタイガーの10匹250円のパックや、甘エビ1キロ780円の袋を見つける度に、「ほんま、うちの赤いエビは食べられへんのに・・・」とつぶやいている声が、赤ビーにもきっと届いたのでしょう。

 現在は、繁殖専用の水槽で綺麗な個体を増やすとともに、色の良くない個体をエビ雑居水槽で飼っています。

 リセット後1ヶ月経った頃の水槽です。
 同じ水槽ですが、こちらはリセットして1年以上になる00.12.17現在の状況です。
 前景のリシアはセットし直したばかりなので伸びていません。
 そのリシアの上に見えている黒い粒粒が、赤ビーです。選別しながら、常に50匹ぐらいになるように心掛けてはいますが、もったいなくてついついオーバーさせてしまいます。
 近寄って見るとこんな感じです。
 顆粒状の餌を沈めてやるとわらわらと集まってくるのを観察できます。
 こちらは「エビ雑居水槽」です。ビーシュリンプとかけ合わせることで色の良くないCRSの色が改善されると聞いて実行していますが、どうもそんな様子は見られません。かえって茶色など中間的な個体が増えてしまいました。やはり固定には時間がかかりますね・・。

 

 



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