自作リシアケース  01.02.11

 リシアはとても綺麗ですが、石や流木に巻くのは、めんどうですよね。それに生長してくると、どうしても「バッコン」と浮き上がってきます。重しを載せるても限界がくるのは比較的早いです。
 この、定期的な巻き直しがめんどうでリシアを使うのをやめた方も多いとは思います。市販のリシアネット(ケース)もありますが、気泡をたくさんつけた場合には浮いてくるのが困ったものです。
 そこで、「鉢底ネット」などを使ってリシアネットを自作されてる方も多いと思います。枝豆が売られているときに入っているネットなども、加工し易いという点でお勧めです。

 しかし、「繰り返し何年も使う」ということなら、ステンレスの金網を買ってきてリシアケースを自作することをお勧めします。1つ作るのに30分ほどかかり、いくつも作るとなると1日仕事になりますが、一度作れば、かるく10年はもちます。

 ステンレス金網は、ホームセンターなどで手に入ります。50×100センチで900円ぐらいです。あまり目が細かいものだと、水の通りが悪くなり、リシアの生長に影響が出ます。目の大きさはリシアが引っかかるのに支障のない範囲で最大のものをお勧めします。

これを写真のように箱型にします。金網の切り口は、めんどうでも1つ1つ折り曲げておきましょう。

 出来あがったものには、まず、市販の「リシアストーン」のような平たい石か、釣具屋で売られている鉛板(小さく巻いて売られていて、安い)を敷き、その上にリシアを薄く広げます。金網のフタの部分は、閉めたあとに周りから押さえれば、ひっかかって開かなくなります。

18×10センチぐらいのケース
重しを入れてからリシアを「できるだけ薄く敷いていく」のがコツです。
水質が急に変わると古い葉はすべて枯れてしまいます。
したがって、厚く敷いてもコケの温床になるだけです。
底面全体にケースを並べたところ。
1ヶ月後には、気泡が一面に付いて「輝く野原」に変わります。このような水景で最も美しい瞬間です。