ミナミヌマエビの回収方法  01.06.14

 コケ取りとして活躍してくれ、且つ、水槽内で繁殖させることができるミナミヌマエビは、水草キーパーの私たちにとってたいへんありがたい存在です。
 今回は、このミナミヌマエビを、水槽から回収して別の水槽に移したくなった時に役立つコツです。例えば、新規に立ち上げた水槽へ出動させたい時や、一緒に入れているビーシュリンプが殖えたので別居させたくなったときなどに助かります。

 実際に、ミナミヌマエビをアミですくって別の水槽へ移そうとした経験がある方ならよくご存知かと思いますが、ミナミはとても遊泳能力に優れていて、すばしっこいです。加えて、体が小さい分、たくさん水槽に入れているのがふつうです。したがって、アミで1匹残らずすくおうとすると、すくい終わった時には水草レイアウトがムチャクチャになっています・・・。

 そこで、この、ミナミヌマエビの遊泳能力を逆手にとって、ミナミヌマエビ「だけ」を回収する方法がこれです!

 よく観察してみるとわかりますが、ミナミヌマエビは、水槽の照明が点く前に水槽の中を泳ぎまわっています。また、ビーシュリンプとは違い、いったん泳ぎ出すとわりに長い距離を移動します。そして、どこかへ取り付くとその物体の回りを点検しながら盛んに動きます。
 したがって、下に示すように産卵箱を水槽にひっつけると、ミナミが箱に泳ぎつき、箱全体をはさみで点検しながら上部の穴から勝手に中に入り込んでいきます。

使用するのは、フタに直径1.5〜2センチぐらいの穴が空いた産卵箱です(画像はスドーのものです)。

これを、水面ギリギリのところに斜めにひっつけます。

片方の穴が、水にギリギリで浸かるぐらいの位置です。
別角度から見ると、水面の位置はこんな感じです。
産卵箱自体は、あまり斜めにするとミナミが登れません。このぐらいの角度にしておくと、ミナミがフタを登って穴から入ります。
そしてそのまま一晩放置します。
ミナミの性質を利用した方法なので、中におびきよせるためのエサを入れる必要はありません。ただし、エビは産卵箱の中では食べるものがないので、崩れにくい顆粒状のエサなんかを入れておいても良いかもしれません。

 

ビーが300匹、ミナミが100匹ぐらい居る水槽に一晩(7時間)放置すると、40匹ぐらい採れました。
ビーが入ることは、ほとんどありません。
繰り返し設置すると、「一匹残らず」とはいきませんが、水槽の中のほとんどのミナミを回収できます。