産卵箱との隙間の挟み込み防止  01.04.26

 産卵箱を水槽内に設置した場合、産卵箱と水槽のガラスの間に魚やエビが入り込んで知らない間に死んでしまっていた、なんていう悲しい経験をすることがあります。
 また、挟まった直後に偶然発見し、助けようとして産卵箱をグイっと持ち上げたところ悪いことに魚がより狭いところへ入り込み、元へ戻した産卵箱で「ブチッ」なんていう、「うわぁ〜!」な体験をされた方もいらっしゃることかと思います。

 そこで、挟み込みを防止すべく、産卵箱と水槽のガラス面を平行にしよう、というのが次の工夫です。

 魚が入り込んで出られなくなるのは、隙間の大きいところから入ったはいいけれどだんだんと狭い方へ自分で進んで行って戻れなくなる、という場合が多いです。
 とすると、だんだん狭くなるようなところを無くす、すなわち、隙間全体が同じ幅になるようにすれば出られなくなることが少なくなるはずです。
 そこで、産卵箱の下の方の、だんだん隙間が狭くなっていく部分に、アクリルの小片を接着したり、小型のキスゴムをつけることによって、上部と同じだけの隙間幅を確保します。

アクリル片を接着し、上部のキスゴムのせいでできている隙間と同じ広さの隙間が下部にもできるようにします。

拡大したところ。
アクリル用の接着剤か、プラスチック用の接着剤で取りつけます。
アクリル片の代わりに、小型
のキスゴムを着けてもOK!

この工夫は、内部式フィルターを使う場合にも有用です。