CO2添加システムの自作のアイデア
dice-k
2004/09/18
格安CO2システムの自作アイデアがありまして、ネット上で検索してみたところ同じ様なアイデアが見つかりませんでしたので情報提供もOKと言うこの掲示板で発表したいと思います。何かの足しにでもなれば幸いです。
1.全体図
まず、全体図を見て下さい。
基本的にはこんな感じですが、必要であれば逆流防止弁など色々付け加えることも出来ます。まぁ、所詮素人の自作なので見栄えは相当悪いです・・・(^^;

<このシステムのポイント>
・ 添加量を調節できます。
・ CO2を別に用意するので醗酵式でも、ドライアイスでも使えます。
・ 拡散器は市販の物が使えると思います。
(CO2ストーン、インジェクションMPで確認済み)
・ ドライアイスはスーパーマーケットで生鮮食品を買うともらえるところがあるらしいので それを利用できる人はランニングコストがタダに?
・ また醗酵式を利用した場合でも夜中の添加を止められますので無駄が減り、コストが下がります。
・ 醗酵は暖かい場所で自由にすることが可能になります
・ 材料費も低価格に抑えられます。特に2個3個と作った場合、接着剤など流用できますので非常に安価になります。このシステム、接着剤などのほうが高価だったりします(^^;
<このシステムの問題点>
・ 見てくれが悪い。
・ 場所を取る。
・ ポンプの部分などまだまだ改良の余地はある。
・ CO2タンクの二酸化炭素濃度があがるまでしばらく時間がかかる。
と、こんな感じです。
それに私は市販のCO2システム(小型ボンベタイプ)を使ったことがありません.この方式を考えて水草をやりだしたので、市販品とは何か違うところがあるかもしれません。
それと、当たり前ですがこの製作は自己責任でお願いします。いかなる被害が出ようとも責任はとれませんので・・・。特にCO2漏れには注意してください。
2.では、この自作の要、スピコンの製作です。
| (1) まずライターのガスを完全に抜いて分解します。
一般的な100円ライターです。火薬式でも問題ないと思いますが、私は電子式を使いました。
ガスを使い切ってもいいですし、強引に弁を少し開けて抜いてもかまいませんが、くれぐれも事故に注意して下さい。火が点かない程抜いても、僅かにガスが残るので、最後にねじ部分を外すときは安全な場所でやって、水洗いするなどして、完全にガスを抜きます。
ねじと、その中に入っているスポンジ、金属の筒、金属の円盤は使いますので無くさないようにして下さい。
棒状の物は使いません。 |
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| (2) 次にライター本体を切断します。
ここで注意するのは、ねじ部分の切断です。沢山切断しすぎると、ねじがバカになってしまい失敗です。少ししか切断しないと最後まで閉まらなくなります。ここの加減は難しい上に、ライターによって形が少し違いますのでカットアンドトライで試して下さい。
ガスタンクの部分は、エアホースのジョイントをセットする空間さえあれば適当でかまいません。
切断したらヤスリで整えます。 |
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| (3) ねじ部を作ります。<図3・4>
ねじ部の芯を抜いて再度組み立てますが、エア漏れしないようにとたっぷり接着剤をつけ過ぎるとねじの螺旋部分までが接着剤で覆われてしまいますのでそうならないように量を加減して下さい。
基本的に瞬間接着剤が便利かと思います。 |
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| (4) 耐圧ホースを付ける。<図5・6>
ねじ部に耐圧ホースを付けるのですが、そのねじの大きさにあったホースを使用して下さい。
大きさはライターによって違いますので、太さの違うホースを用意しておいて、なるべくキツキツのものを使うのがいいと思います。
ホースにどのくらいはめ込むかは、そのライター、切断の仕方によって違います。深くはめ込みすぎると、ねじが閉まらなくなりますし、反対に浅すぎると接着部分が取れてしまいます。
ホースの長さは4〜5センチと言ったところでしょうか。反対側にはジョイントを接着します。
どちらともエア漏れしないようにして下さい。
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(5) 部品を加工する。<図7〜8>
分解したときに入っていた小さな金属の円盤と同じ大きさ、形にゴムシートを切ります。
ゴムシートはホームセンターで売ってるもので厚さ0.5ミリ位の薄い物を使います。小さく丸に切るのは難しいので、カッターなどで、角を落としていくほうがやりやすいかと思います。四角、六角、八角・・・と言う風に多少がたがたでも大丈夫です。
それを円盤に接着します。 |

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(6) ライター本体部分の加工。<図9>
本体のガスタンク部分にジョイントをセットしますが、もちろん形が合いません。
そこでパテで強引に固めます。
エアが漏れなければ大丈夫です。 |

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| (7) スピコンのセット、完成。<図10・11>
出来た本体に、金属の筒、円盤(ゴム部分を上にする)、スポンジと言う順にセットします。この順番と、円盤の加工に秘訣があったりします(^^)
そしてねじ部を取り付けて完成です。
部品をセットするとき爪楊枝などでチクチクしてやると作業しやすいです。 |


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3.ホースの繋ぎ方
このシステムではホースはエアーポンプ用の物を使います。
で、圧力がかかると漏れたりすっぽ抜けたりするので針金を使って固定します。<図12>
まず針金を重ならないように丁寧に巻いて端をねじりあげます。
ねじり上げる程しっかり締まりますが、やりすぎると切れてしまいます。
針金が太いとジョイントを割ってしまうこともありますので加減してください。
針金の太さは、#24位が最適でしょう。 |

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| ポンプの場合は色々ジョイントの形が違いますのでケースバイケースですが、一例を挙げておきます。<図13> |
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4.スピコンをテストする
スピコンが出来れば、正常に作動するかテストします。ポンプをつなげて(もちろん針金使用で)スピコン本体を水の中に沈め、空気を送り込みます。
空気が完全に止まった状態からボコボコ出る状態まで、スムーズに調整できるか(このスピコンはかなり微調整が効きます)エア漏れはないかなどチェックします。
エア漏れに関しては、圧力をかけた状態でスピコンを閉めて漏れないか、エアーの出力先のホースを止めた状態で、スピコンからエアーを出して漏れないかなど、色々な状況でテストします。
ねじ部から漏れてしまうのであれば、失敗の可能性があります(切りすぎた、など)。
5.ポンプの加工
ポンプは圧縮の出来る物を使います。
自転車の空気を入れるなどの用途で使われる物です。ポイントとしては圧力メーターがついています。
小型の物がいい感じです。実際それでタイヤに空気を入れるのはちょっと疲れるような、そんなものが適しているようです。私はフットポンプと言うような名称で売られていたのを使っています。
CO2を入れるために、吸入口を付けるのですが大抵のポンプは特別吸入口があるわけではなく、ポンプの軸の隙間などから空気が入るようになっているため吸入口を付けられません。
そこで、強引にポンプをビニールで覆ってしまいます。<図14> 非常に不恰好ですがこれで使えます。
ビニールで覆うとき、隙間を無くすため「練り消し」を使って土台を作り、その上にビニールを被せ、針金でグルグル巻きにしました。 |
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| 6.CO2タンクの加工
これは簡単です。炭酸用のペットボトルのふたの部分と底に、ジョイントを接着するだけです。図のように内部から取り付けると強固になります。<図17>
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7.使用法
| まずCO2を用意します。
醗酵式の場合の例を挙げます。<図15>
図のようにビニール袋なんかに貯め込みます。90センチ×60センチ位の大きさは必要です。私は100円ショップに売っていた布団圧縮袋とか言う物を利用しています。 |
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貯まった袋をポンプにつなぎCO2を圧縮します。
どれほどペットボトルの耐圧があるかは分かりませんが、私は0.2MPa程充填しています。
触って、パンパンになれば良しとします。
充填すれば袋を外して、<図16>に描いてある部分でホースを折り曲げ、クリップで止めます。ポンプからCO2が抜けるのを防ぐためです。
なるべく濃度を保ちたいので、吸入口も止めます。
後はスピコンを調整して、適当な添加量に合わせてマジックで印を入れておけば使いやすいと思います。
最初はタンクに空気が入っているので、CO2濃度があがるまで入れ替えるといいでしょう。 |
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使っていて圧力が下がれば添加量も変わってきます。最初はスピコンで調節しますがある程度までくると再度充填です。私の場合、再充填まで1〜2週間は持つ感じです。
充填頻度を下げたい場合、ペットボトルのCO2タンクを2個3個と作って、直列につなげてください。
8.材料
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参考価格 |
| 圧縮ポンプ(フットポンプ) |
600円 |
| 炭酸用ペットボトル |
200円 |
| ライター |
100円 |
| ゴムシート(0.5ミリ厚) |
100円 |
| エアホースのジョイント |
100円 |
| 針金#24(ステンレスがお勧め) |
100円 |
| 耐圧ホース(外径6ミリ位〜) |
100円 |
| クリップ |
100円 |
| 布団圧縮袋 |
100円 |
| エアホース |
400円 |
| 瞬間接着剤 |
100円 |
| エポキシパテ(10分硬化) |
600円 |
| (ポリエチレン接着可能な接着剤 |
500円) |
9.工具
糸鋸、コッピングソーなど
(ライターを切断します。非常に硬いのでこういう工具が要ります) |
ニッパー
(ライター切断補助。破片の飛び散りに注意) |
| 紙やすり |
| 爪楊枝 |
| ラジオペンチ |
・・・こんなところでしょうか。
長くなってしまいました(^^;
すでに存在するアイデアだったらごめんなさい。