エアストーンとCO2ストーンのメンテ
  


02.09.11


 

 CO2を添加するストーンも、エアストーンも、使っているうちに水垢やコケがついて泡が大きくなってきます。そんなときは少しだけ手を入れてやります。そうすればまた細かな泡が復活します。

 

<メンテその1>

 このぐらいの、ちょっとした汚れは、メンテナンスもごく簡単です。
 ストーンをクルッと回して、上に向いてた面を下に向けるだけです。
 下に向いていた側にはコケや汚れがほとんどついていないので、上に向けるだけで細かい泡が出てきます。
 今まで上を向いていた汚れた面も、下に向けている間に、光があたらないため、だんだんきれいになります。そうしたら、また上下の面を逆にすればOK!です。

 

 

<メンテその2>

 場合によっては、ストーンにコケが汚れが大量について、ひどい状態になることがあります。

 例えば、CO2ストーンを、光がよくあたり、かつ、水流の強いところにつけておくと、それはそれは恐ろしい姿に変身してしまいます。

 しかし、こうなってしまっても、ちょっとした手入れで新品同様に復活させることは可能です。

 使うのは簡単なものだけです。台所用の塩素系漂白剤と、適当な大きさの容器です。漂白剤は、薬店やホームセンターで買えます。600mlぐらい入ったものが1本100円程度です。

(1) まず、容器に適量の漂白剤を入れます。

(2) そこにストーンを、送気口を上に向けながら沈めます。口を下に向けているとストーンの中に空気が閉じ込められてストーンの内側に漂白剤が入りません。

(3) あとは、汚れが取れるまで浸けておくだけです。1時間も浸けておけば、コケなら漂白されるだけでなく溶けてしまいます。汚れの大半も剥がれ落ちます。

(4) 浸けておくと、右の画像の長い方のストーンのように真っ白に復活するのが普通ですが、汚れの種類によっては、漂白剤の効果がほとんど無い場合もあります。
 手前にあるストーンについているのは、濾過槽の中などでよくつく茶色い汚れです。この手の汚れは、漂白剤の効果もほとんどありません。どうしても取りたいときは、オーブンレンジやガスコンロで、汚れが炭になるまで焼くと良いです。しかし、それも、プラスチック部分が取り外すことのできない構造のストーンでは不可能な方法です。

(5) 汚れの落ちたストーンは、水道水でよくすすぎます。ストーンの細かい穴の中にまで漂白剤が入っているはずなので、適度にすすいだところで、口にくわえて水の中で吹いたり吸ったりして穴に水を通します。そこまでやれば完璧です。但し、飲み込まないように注意!

※ 漂白剤を頻繁に使う場合は、薬が入っていた小ビンを捨てずに取っておくと便利です。漂白剤を再利用できますし、使用量を少なくできます。

 

 

 

● 「パレングラス」や、「インジェクションG」といったセラミック板でCO2を添加するタイプの器具も、同様にして手入れすることができます。
 この場合、スポイトを使うと、管の中側に残る塩素をすすぐのに便利です。ADAの「パレングラス」などにはこのためのスポイトが付属しています。
 また、セラミック板を外せるタイプ(「ミスティ」や「インジェクションMP」)の場合は、セラミック板の部分だけを漂白剤につけても良いでしょう。このとき、壊さないように本体全体を大きく握るようにして板をはずすように気をつけましょう。またパッキンのゴムは漂白剤に浸け無い方が良いです。

 



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