蛍光灯の光量アップ術
(蛍光灯にアルミ箔を貼る)
  


01.05.19 02.04.01


 

1.蛍光灯からの光量をアップさせる方法

 蛍光灯の光量をアップさせる方法にはいくつかあります。単純に蛍光管の本数を増やす、点灯管式をインバーター式に改造する、逃げる光を反射板で減らす、水面までの距離を短くする、水面の波立ちを極力無くす、油膜を除去する、ガラスフタを薄いものにする、ガラスフタをきれいに保つ、などが一般的です。

 

2.反射物(アルミ箔)を貼る方法

 今回は、このうち、反射板を使って無駄に逃げてしまう光を集める方法です。
 具体的には、蛍光灯の内側にアルミ箔を貼っていきます。

 最近は、そんな面倒なことをしなくても、例えばニッソーのインバーター式蛍光灯のように蛍光灯の内側が初めから鏡面になっているものもありますし、純正のあと付け用反射板もあります。
 しかし、「ニッソーカラーライト・2灯付き」などのポピュラーな商品の多くには鏡面加工が施されていないので、このアルミ箔を貼るというコツは、まだまだ有用です。

 では、早速、実際の作業手順の説明に入りましょう!

 

3.手順

 説明は、水草水槽用の蛍光灯としては最もポピュラーなニッソー「カラーライト600・2灯付」を例にして進めていきたいと思います。

1.まず、蛍光管と点灯管を外します。
2.次に、ビスを外します。
 <コツ> 外側のケースに固定しているビスのみを外すようにします。画像ではちょっと見にくいですが、付箋紙に書いた黒い矢印が指している先のビスがそうです。

 

3.中身が外せたら、両面テープを貼っていきます。このとき、まだ剥離紙はめくりません。
 <コツ> テープとテープは、できるだけ間を空けないように貼っていきます。なぜなら、蛍光灯を使用していると汚れがついてくるのでアルミ箔を濡れタオルで拭くことになりますが、この時、アルミ箔を固定しているテープとテープの間隔が広いと、接着されていない部分のアルミ箔が破れてしまうからです。ですから、間隔はできるだけ狭く、そして蛍光灯の端までしっかり貼りましょう。

 

4.両面テープを外側のケースにも貼っていきます。
 <コツ> ケースに中身をはめたときに綺麗に見えるように、ケースの両横の部分は深いとこまでテープを貼っておきます(画像正面の部分)。

 

5.両面テープを貼り終わったら、剥離紙を順にはがしつつアルミ箔を貼っていきます。
 <コツ> 一度に剥離紙を全部はがしてしまうと、アルミ箔があっちこっちにひっついて、位置を調整しにくくなります。したがって、タオルを丸めたものを用意し、そのタオルでアルミ箔をなでながら、順に剥離紙をはがしつつ貼っていくようにします。

6.アルミ箔を貼り終わったら、点灯管をはめる穴の部分のアルミ箔をカッターナイフで切り取ります。
 そして、ビスが通る穴のところは、鉛筆の先で刺して穴を空けておきます。

 

7.最後にビスで止め、蛍光管と点灯管を戻せば「できあがり」です!

 

 これで、20〜30パーセントぐらい、光量がアップすると言われています。ただし、私は確かめたことありません。 まあ、見た感じからでも、明るくなるのは、はっきりわかります。

 ちなみに、これだけの作業をするのに、1時間ぐらいはかかります。アルミ箔に皺を入れないように貼っていくのが面倒くさいです・・。

 

02.04.01

 上記のようにアルミ箔を両面テープで貼っていくのではなく、最初から裏面がシールになっているアルミ箔を買って来て貼る方法もあります。
 このタイプの製品は、ガスコンロの周りなどに貼って使うもので、ホームセンターなどで売られています。これは皺が入りにくく貼り易いです。
 ただし、このタイプは、2〜3年使い続けていると、蛍光灯の熱のために端の方からはがれてくる製品が多いのです。ゆえに、私は一時期このタイプを使っていたことはありますが、今は使っていません。
 「しばらくもてばいいから、貼り易いものを」という場合にはお勧めです。

 



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