'95年に創刊された月刊誌です。一般に「らくねつ」と呼ばれています。水草水槽についての記事が多いです。
読者対象としては初心者をメインにしているようで、記事は基本的・基礎的なものが中心となっています。
● 構成 : カラー刷りページと1色刷りページが半々ぐらいで、様々な記事が載っています。
● GOOD :
・ 初心者が疑問に思うであろうことを、ひとつひとつ丁寧に拾い上げてくれている記事が多いです。
・ 水草の手入れの仕方など具体的な作業手順を、写真をたくさん用いることで分かりやすく説明している記事も多いです。
● NO GOOD :
・ 初心者向けの記事がほとんどなので、1年、2年と買い続けていると内容に対して物足りなくなる可能性が高いと思います。
・ 値段のわりに薄くてページ数が少ない上に企業公告に多くのページがさかれています。
・ アクアリウム用品の取り上げ方や紹介の仕方に偏りがあります。また、用品をユーザー側からの客観的な視点で評価している記事がほとんどありません。
・ 本の背中を留めているホッチキスの部分からすぐに破れてくるので「繰り返し読む」のが難しいです。
● コメント :
写真画像を惜しみなく使っている記事が多く、まさに「手取り足取り」という感じの記事の多い雑誌です。アクアリウム、特に水草水槽を始めたばかりの人が定期購読すればとても役に立つ情報源になってくれるはずです。水槽の設置や手入れの方法についてこの雑誌ほど具体的にしっかり解説してくれている本や雑誌は他にないように思います。
この趣味の世界では、初心者のうちの1〜2年はこの雑誌を買い次に「フィッシュマガジン」や「アクアライフ」へ購入を切り換える、といった読み方をしている人が多いように感じます。
楽熱は長く買い続けていると、「またこの内容か・・・」という記事がいくつも出てきます。 また、企業公告のページが多いのには閉口させられます。
ただし、通販の公告が多く含まれているので、アクアリウム用品の価格の動向や底値を知ることができる、という利点はあります。
この本は書店とショップの両方で売られています。「フィッシュマガジン」「アクアライフ」に続く第3の定番雑誌と言えるでしょう。
初心者の方にはお勧めです。
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